AIの成長スピードが速く、今後はノーコードエンジニアというのは需要がなくなるではないか?
ノーコードエンジニアってエンジニアより劣っているのかな…
と何かとノーコードを使った受託開発をしている人は不安になりますよね、、
そして今後どうなるのかも不安ですよね。
そこで本記事ではノーコードエンジニアは実際どうなっているのかと、気になる不安に対して解説していきます。
本記事は、特にノーコードでサイトやLPを受託して作っている人向けの記事です。
【結論】ノーコードエンジニアはオワコン化しま…
結論、ノーコードエンジニアはオワコン化します。
えっ、と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
ノーコードエンジニアがオワコン化するのではなく、正確にはノーコードエンジニアとして受託開発だけしかできない人がオワコン化していきます。
理由としては、
- ノーコードの使いやすさ
- AIの進化
です。
詳しく説明していきます。
ノーコードがどんどん使いやすくなることでの影響
結局今ノーコード自体がどんどん便利になっており、使いやすくなっています。
よって基本誰でも扱えるようにまでなっています。(むしろ自分でノーコードぐらい扱えない人はいなくなっていくと思います。)
ではコーディングではなく、「ノーコード」の人にお願いするのはなぜでしょうか?
自分ではできないから?いえ、そうではありません。
先ほどもお伝えした通り、別に自分でやろうと思えば基本的にはできます。(実際、納品した後の修正は依頼者の人がやっていますよね?)
理由は、「単価」です。
ノーコードを依頼する側の気持ちとしては、
ちょっとサイト(LP)が欲しいな。
ただコーディングって「プログラミング」ってやつが必要で、ちょっと技術的にも難しそう。
だから単価も高くなるよね。
ただノーコードっていうのは「プログラミング」なしでもできるから簡単そう!
ただちょっと、覚えるのめんどくさそうだし、理解するのに手間だからそれだったら最初の方だけやってもらおう。
こんな気持ちが大半だと思います。
よって価値としてはコーディングより低いため、必然的にノーコードの方が単価が低くなります。(もしもサイトを作りたい、という要望に対してノーコードで解決している場合は単価は特に変わらないかもしれません。あくまでノーコードで受注している場合です。)
そしてそのため参入障壁もどんどん下がっていきます。
そうなると後は単価の攻め合いです。
AIの進化
次にAIの進化についてです。
最近ではChatoGPTが何かと話題ですが、これでも実感した人もいるかもしれませんが、AIがサイトを作るのもそう遠くはありません。
実際Wix Adiという、Wixが提供しているAIが数あるレイアウト、画像、テキストの中から最適なものを組み合わせ、ほんの数分でサイトができ当たるサービスがあります。
https://ja.wix.com/blog/2019/05/wix-adi/
これとChatGPTが組み合わさったらどうなるのでしょうか。
会話しながら好きなサイトを作っていく。こういう未来がそう遠くはありません。
よってノーコードで作れる範囲での技術はすぐにAIに踏襲されてしまいます。
では生き残るには?
では生き残るにはどうすべきか、です。
それは、
- エンジニアになる
- サイトに関してのプロになる
- ノーコードの制作があくまで手段だと認識し、「マーケティング」を理解する
です。
もう少し詳しく説明していきます。
エンジニアになるのも手
まず一つがエンジニアになるということです。
これはできればより技術的難易度が高いものが扱えれば扱えるほど、単価も高くなり、AIにも置きかわりにくいです。
そしてたとえAIが発展し基本的なコーディングができるようになっても、AIに話しかける方法やそのAIが出した答えをつなげたり、間違いを指摘したりするにはコーディングの知識が必要になっていきます。
サイトに関してのプロになる
サイトに関してのプロとは、いわゆるサイト設計から総合的に判断できるようになるということです。
ここはクリエイティビティとどれほど今までサイトを作ってきたかによるため、年数は必要ですがここの地位が築けると、AIに置き換わることはないでしょう。
いわゆるAIはデータがないと難しいです。
ただそのデータがない、いわゆる自分の中にある成功事例、というのがあると思います。
例えば、~の業界のサイト制作で、最初の導入文では「アナタ」とカタカナ表記で使ったら、再訪率が上がった、などです。(あくまで例です。)
ただ先ほども説明した通り、これは年数とクリエイティビティが必要なため、かなり難しいです。
ノーコード制作はあくまで手段であると理解し、マーケティングができるようになる
これもクリエイティビティと年数がものをいいますが、内容としてはそこまで難しくはありません。
これは発注者側の状況ですが、結局サイトやLPの制作は「手段」なのです。
何かを成し遂げるためにサイトやLPはあるべきであり、それがなされないと意味がないです。
発注者の人で「商品を売りたい!」→「じゃあサイトを作ろう!」という発想の人がいると思いますが、この発想を訂正できるか、そしてそれに対して提案できるかが重要です。
例えばある人が会社を作ったとします。
そのときに、ホームページはなんとなく欲しいですよね?
ただ、本当に必要なのでしょうか?
実際に、ホームページのない会社で売上が十分あるところなんてたくさんあります。
いい例としては、飲食店や美容室です。
飲食店の公式サイトなんて滅多に見ないですよね?ホットペッパーやGoogleマップの評価とかではないでしょうか。
このように依頼があった際、本当に必要なのかを判断できるかが重要です。
そしてここから、提案ができるかが重要です。(←ここがマーケティング力です)
マーケティングというとちょっと今では怪しい雰囲気がありますが、本当はすごいものなのです。(今ではエセマーケッターが本当に増えました)
実際、USJを立て直した「森岡 毅」さんもマーケッターです。
このマーケティングについては別記事で解説しているため、本記事では割愛します。
そしてこのマーケティング力があればあるほど、本当はこんなのが必要ではないか、とその優先順位が判断できるようになります。
これもAIでは置き換わるのは難しいでしょう。
結局今後生き残るのに必要な共通点は
結局今後生き残るのに必要な共通点はなんとなくわかったと思います。
それは「創造性」や「クリエイティビティ」をもつことです。
これはAIには置き換われません。
なんせ、AIは過去データを元にしているのですから。(もしかすると今後はデータにない「創造性」も置き換えてくるかもしれませんが、これはまだでしょう。)
よって「ノーコーディングで受託しているけど低単価だから大量に案件をこなさなくて忙しい!」という人は、一旦考え直した方がいいかもです。